あれこれぼやきたい。

30すぎてハロプロにハマった女の日常

十割そばと織部

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こんばんは

高山のお土産で十割そばをもらいました。100%そば粉で打った蕎麦です。小麦粉を混ぜる蕎麦に比べて、ぶちぶちっと切れやすいため茹でるとき、ざるに移すとき少し気を使いました。蕎麦の香りが濃くなかなか美味しかったです。いつもは二八蕎麦を食べていたのでかなり新鮮でした。

 

今日は織部釉の器を使いました。ざるそばにしてしまったので、器全体が見えにくくなってしまいましたが、渋い緑が美しいです。

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美濃焼は岐阜の東濃地方で作られる食器を指します。美濃は陶土に恵まれた土地です。室町時代戦乱を避け、陶土に恵まれたみのを目指し瀬戸の職人が美濃へ移ったことで、美濃焼の勢いは増します。桃山文化茶の湯の発展に伴い個性的な作品が登場するようになります。柔らかい黄色をした黄瀬戸、真っ黒な瀬戸黒、品のある志野そしてもっとも有名なのが深い緑色をした織部です。この4つの言葉が出てきたら美濃焼!と思う方は器マスターです。

この緑色は銅を酸化炎焼成して生まれます。茶人の古田織部がプロデュースし、美濃地方で多様されたためこの名前がついています。ちなみに、この古田織部、利休が秀吉から追放されたとき、見送りに来たたった2人の人物のうちの1人と言われています。

もし、美濃焼を手に取る機会があれば、渋い緑色の織部を思い出してみてくださいね。

本日もご覧いただきありがとうございました。