あれこれぼやきたい。

30すぎてハロプロにハマった女の日常

器のあれこれ

小糸焼 質感、深い色味、いびつな形ががたまらない飛騨高山の焼き物

こんばんは! 今日は小糸焼きについて書きます。2019年の7月に岐阜県飛騨高山を旅しました。その時の話になります。岐阜の焼き物というと美濃市や土岐市周辺で作られる美濃焼が有名ですね。でも、飛騨地方には小糸焼、渋草焼きというあまりメジャーではない…

飛騨高山の旅 飛騨春慶

こんばんは!本日は岐阜県の伝統工芸品飛騨春慶について書きます。2019年7月、飛騨、高山へ旅行しました。旅の目的は小糸焼、飛騨春慶を手に入れることでした。 春慶塗り 飛騨春慶 手に入れたのは 春慶塗り 春慶塗りとは、漆塗りの技法のことを言います。産…

シンプルだけが日本の美しさではなかった!国内外に影響を与えた有田焼と柿右衛門の歴史

こんばんは!本日は有田焼について書いていきます。日本の美の価値観を語る上で必ず出てくるキーワード「わび、さび」。無駄なものを排除したシンプルさが取り上げられがちですよね。千利休が提唱した茶湯が注目されがちです。しかし、調べてみると昔から日…

肉じゃがと織部

こんばんは! 最近は花粉の影響が少なくなり、すごしやすくなったと思ったら黄砂がやってきました。遠くの景色を見た時に空がぼやっと霞んでいると、いきなりだるい気分になってしまうこともあります。見た目ってやっぱり脳とか気持ちににかなりの影響を与え…

山口県の焼き物 萩焼の話

こんばんは!本日も日本の焼き物についての回です。 本日は山口県でつくられる萩焼について書いていきます。 萩焼 萩焼の特徴 淡い色味の焼き物たち 貫入 高台の一部が切り取られている 吸水性あり ➡︎ 染み込みによる変化を楽しむ 萩焼 山口県萩市周辺で焼か…

大分県 小鹿田焼

こんばんは! 本日は大分県の焼き物、小鹿田焼について書きます。 小鹿田焼 特徴 うち刷毛目 飛びかんな 小鹿田焼 小鹿田焼は大分県日田市で焼かれる陶器です。1995年に重要無形文化財に指定されています。 特徴 かんなで細かく幾何学模様を刻んでいます。昔…

佐賀県の焼き物って何がある?

こんばんは! 佐賀県で生産される焼き物といえば有田焼、伊万里焼そして唐津焼があります。 本日は唐津焼について書いていきます。有田焼、伊万里焼と何が違うのでしょうか? kappadear.hatenadiary.com 有田焼と唐津焼何が違う? 有田、伊万里は磁器です。…

小皿、中皿、大皿の区別って?

こんばんは! 私は最近夜な夜なパンを焼いて自己満足に浸る日々を過ごしています。 テーブルにテーブルクロスを敷いて、パンをカッティングボードにのせてコーヒーを入れて写真を撮ろうと思うのに、気がつくとパンがなくなっているのです。どうも食欲が勝る…

文様の話 石畳紋

こんばんは! 一週間前はとっても寒かったのに、ここ数日は寒さが和らいだ気がします。このまま過ごしやすい日が続いてくれるといいのですが。さて、今日も文様のお話を書いていきます。 私が好きな文様の中に石畳紋というものがあります。四角い石を敷き詰…

常滑焼の話

こんばんは! 本日は常滑焼について書きます。 常滑焼 特徴 常滑焼の象徴「朱泥焼」 六古窯の中でも大規模!釉薬を使わない焼締 風情ある町並みを楽しもう。 常滑焼 常滑というと、東海地方にお住いの方は空港を連想するかもしれません。でも、この街は古く…

益子焼の話

こんばんは!本日は栃木県の器、益子焼について書きます。 益子焼 民藝運動 益子焼の特徴は?! 土っぽい見た目 民藝運動の影響 最後に 益子焼 益子焼は栃木県芳賀郡益子町周辺で作られる陶器をさします。江戸時代後期に笠間焼(茨城県)の陶工がこの地に移…

文様の話 ① 松竹梅

こんばんは! 日本の工芸品、美術品、日常品によく登場する柄があります。和文様はうつわ、テーブルクロス、和紙、手ぬぐい、着物など描かれて、古くから私たちの生活に溶け込み愛されてきた模様なのです。今日はその中の1つ松竹梅について書きます。 松【…

お皿を小さくしたら、食べる量は減らせるのか?

こんばんは! 前々から、お皿とご飯の食べる量は関係あるのか?と疑問に思い調べてみました。 小さいお皿にすれば、ご飯を食べる量、摂取カロリーを減らせるのでしょうか?科学論文を見てみました。結論から言いますと、減らせるという研究結果と関係ないと…

十割そばと織部

こんばんは 高山のお土産で十割そばをもらいました。100%そば粉で打った蕎麦です。小麦粉を混ぜる蕎麦に比べて、ぶちぶちっと切れやすいため茹でるとき、ざるに移すとき少し気を使いました。蕎麦の香りが濃くなかなか美味しかったです。いつもは二八蕎麦を…

古くから続く日本の焼き物 六古窯

こんばんは。 本日は六古窯について書きます。6つの古い窯と書いてろっこようと読みます。器の話をしているとよく出てくるワードです。 六古窯とは中世(平安末期~安土桃山時代)から現在まで約900年以上途絶えることなく器を焼き続いている窯のことを指し…

世界で1つだけの器を楽しみたいなら 焼締と窯変

こんばんは! 世界で1つしか存在しない器と言うとどんな器を想像するでしょうか。王様とか、貴族が使っていたゴージャスな器?美術館に展示されている古代の器?それとも自分で作ったオリジナルの器でしょうか。 備前焼の器たちです 今日のテーマは備前焼、…

ひびの入った器たち「貫入」

こんばんは。 今日は「貫入」という表面にひびの入った器について書きます。 ひびが入った食器たち ひびが入る仕組み 最後に ひびが入った食器たち 貫入のある器を拡大してみましょう。全体に亀裂が入っていますね。 これはひび割れてしまった不良品というわ…

粉引という器。

粉引という器をご存じでしょうか。こなを引くとかいてこひきと呼びます。粉を引いたように白いことからこの呼び方が定着したようです。 粉引について 粉引の特徴 扱うときの注意点 粉引について 茶色い素地(器を形成する粘土)に白い化粧土を浸しがけし、透…

お皿の大きさ「寸」

こんばんは。風が秋っぽくなったのは季節のせいなのか、台風のせいなのか。台風のシーズンは、停電が気になっていろんな電化製品のコンセントを抜くべきか迷います。まあ、もう少し待ってから決めましょうか。今日はお皿の大きさを示す単位について書きます…

夏の終わりに

こんばんは。 今年は梅雨が長かったせいか、夏がとても短かく感じました。そして暑さがすごくて、何をするにもゆっくりしていたように感じます。夏用の抹茶碗も棚にしまったままでした。抹茶を点てる気分ではなかったのです。せっかくなので、8月最後の日に…

たった3ステップ! 簡単だけど陶器に欠かせないお手入れとは?

陶器は磁器と違い水を吸う性質があるため、少々お手入れが必要になります。コアな陶器ファンの中には器を育てるという表現をし、お手入れをしながら経年変化を楽しむ方もいらっしゃいます。 目止めとは? 目止めの方法はたった3ステップ! 1.米のとぎ汁を沸…