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磁器と陶器はどう違う?

普段何気なく使っているお皿ですが、磁器と陶器と違いがあることをご存知でしょうか?

見た目も性質にも大きな違いがあります。

 磁器と陶器 どうやって見分ける?

触り心地、厚み、音がポイント!

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磁器の厚みは全体的に金ーで表面はツルツルしています。指ではじくとキーンと高い音がします。光を通しますが、吸水性はありません。一方、陶器は器に厚みがあり、全体的に多少の凹凸が見られます。指で弾くとコンっと鈍い音がします。光を通さず、吸水性があります。一言で言ってしまうと、磁器はクールなキリッとした雰囲気、陶器は厚みがあって温かみのある雰囲気を持っています。では同じ土を作って焼いているのになぜこのような差が生まれるのでしょうか。大きな違いは使う土と焼くときの炎の温度によります。

磁器と陶器の違いは何で決まる?

土に含まれる成分と窯の中の炎の温度で決まります。磁器は陶石粘土や石灰などを混ぜたものが材料です。1300度前後で焼きます。下絵付けや上絵付けによって色彩をつけることが多いです。一方、陶器は陶器が主な材料です。そして1100~1200度の温度で焼き上げます。材料の土の色や釉薬で器の表情を作ります。焼き物は高温で焼くときに、土に含まれるケイ酸が溶けガラス状になり器の表面を覆い隙間を埋めます。

土に含まれるケイ酸、その他の成分の量は産地により異なります。また、焼き上げるときの温度によって出来上がるガラスの量も変わります。生じるガラスの量が最も多いものが磁器、次に陶器、最も少ないものが土器です。土器は隙間だらけなので水漏れしやすいそうです。陶器は少し隙間があるため、磁器よりお手入れをする必要があります。

 

陶器と磁器の違いを最もよくわかるのは、器が割れたときだという人もいます。磁器はガラスのような透き通った断片、陶器は土状になっているはずです。お皿を割ってしまうのはとっても残念なことですが、観察すれば少しは気が晴れるかもしれません…

 

最後に

お手入れが簡単なものがいい、クールな洗練された器が好きな方は磁器を、個性の光る自分だけの器を育てたい方は陶器を選ぶといいでしょう。もし、食器選びに迷ったら参考にしてみてくださいね。

 

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