京都で感動したうどんの味
こんばんは!
これは一年前の話です。去年食べた京都のうどんについて書きます。この時期の京都はいいですね。今年は海外からの観客がほとんどいないらしいですね。昔の京都が戻ったとか?ちょっと行ってみたいです。
山元麺蔵
平安神宮の近くにある有名なお店です。横にはこれまた、おかきたという有名なうどんやさんもあります。
私はみぞれうどんを注文しました。みぞれは冬のメニューみたいです。
ここ!本当に良かったです。出汁が美味しくてうどんもモチモチで、天ぷらもサクサク。
みぞれが入っているのにだしのうまさがぼやけないし、すっきり美味しく食べられて感動してしまいました。もう、つゆ全部飲み干したいくらいでした。
私は出汁とみぞれのバランスに始終感動しっぱなしでした。うどんの麺もコシがあり、全てのバランスが整っていて最高でした。あと、店員さんもみんな元気で仲よさそうで活気のある店でした。
このお店、とっても人気で整理券を取らないと入れないそうです。常に人が並んでいるとか。私が行った時は行列がなかったので、もしかして入れるかも?と思って聞いてみたところ、たまたまキャンセルが出たとかで待たずに入ることができました。もし、空いてるかもって思ったら店員さんに聞いてみるべきです。
本日もご覧いただきありがとうございました。
益子焼の話
こんばんは!本日は栃木県の器、益子焼について書きます。
益子焼
益子焼は栃木県芳賀郡益子町周辺で作られる陶器をさします。江戸時代後期に笠間焼(茨城県)の陶工がこの地に移り住み笠間焼の技術がもととなり発展したのが益子焼です。もともとは水瓶やツボなどの日用品をメインに作っていました。1924年ごろから民藝運動の主導者であった濱田庄司がこの地に住み花瓶、茶器などの日用品の創作を始めたことから全国にその名前が知れ渡るようになります。
民藝運動
民藝運動は、1926(大正15)年に柳宗悦・河井寛次郎・浜田庄司らによって提唱された生活文化運動です。「民藝」は庶民の生活に根ざす工芸を指す造語です。この運動は、「用の美」というスローガンをもとに、これまで上流階級でのみ注目されがちだった芸術を庶民の生活の中に見出し始めた運動です。各地の手仕事が再注目されるきっかけになりました。
益子焼の他にも、瀬戸焼や丹波焼、小鹿田焼など全国各地の窯に影響を与えました。この運動に共鳴して作られた窯も多くあるそうです。
益子焼の特徴は?!
土っぽい見た目
土の質感が楽しめる、見た目がぽってとした温かみのある佇まいが特徴です。
もともと、益子焼に使われる土は粗めで黒みがかっています。黒みを緩和するため釉薬や化粧土の浸しがけの技術が発達したようです。
民藝運動の影響
用の美を謳った民藝運動に影響を受けているため、益子焼は全体的に落ち着いた見た目をしています。民藝運動の主導者が作品を作り続けたこともあり、民藝風のデザインの器も数多く作られています。
最後に
益子焼陶器市はゴールデンウィークと11月(今年は終わってしまいました💦)と年2回ほど行われています。この時期はいろんな地域で陶器市が開かれます。最近はオンライン陶器市もたくさん開催されているので、現地に足を運ばなくとも楽しめると思います。
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文様の話③ ぷくっとした見た目がかわいい千鳥
こんばんは。だんだん寒くなってきましたね。朝晩の寒さに慣れるのにまだ時間がかかりそうです。
チドリは水辺に集まる鳥の群れのこと
千鳥とは海や川などの水辺に群生する鳥の総称です。愛らしい姿と哀愁漂う鳴き声は平安時代から人気だったそうです。
可愛らしい見た目と意味
千鳥は家内安全、調和を表すシンボルとして親しまれています。和文様では梅、鶴、かめのようにお上品な模様が多い中、チドリはかなりぷっくりした可愛らしい見た目をしています。抽象的な描かれ方をしているのも特徴です。
千鳥は青海波(波の文様)と一緒に描かれることが多いです。2羽の鳥が波の上を飛んでいるデザインは多く見られます。波は困難を意味し、それを乗り越えていく千鳥は夫婦に例えられます。つまり、夫婦で困難を乗り越えていけるようにと家内安全のシンボルとして用いられています。
千鳥といったら格子柄
まるっとした鳥のデザインもいいですが、近年では千鳥格子の方が有名ではないでしょうか。2色の千鳥が連なって飛ぶ姿に見える柄です。見た目が可愛らしいチドリは食器や、手ぬぐいなどに多く見られます。一方、千鳥格子は現代の日常的なファッションに多く取り入れられていると感じます。千鳥は実はいろんなものにデザインされているため、目を凝らしてみると意外なところで発見できるかもしれません。
本日もご覧いただきありがとうございました。