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30すぎてハロプロにハマった女の日常

文様の話 ① 松竹梅

こんばんは!

日本の工芸品、美術品、日常品によく登場する柄があります。和文様はうつわ、テーブルクロス、和紙、手ぬぐい、着物など描かれて、古くから私たちの生活に溶け込み愛されてきた模様なのです。今日はその中の1つ松竹梅について書きます。

 

松竹梅、今でもよく耳にする言葉ですね。松竹梅は慶事、吉祥のシンボルとして3つ組み合わせて飾られることが多いです。それぞれ素敵な意味が込められています。

松【長寿、不老、吉祥】

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長寿の木であり、1年中変わらない緑色をしていることから縁起の良いものとされています。平安時代から吉祥のシンボルとして登場するようになりました。

竹【長寿、繁栄】

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竹は天高くまっすぐに伸びる姿から神聖な植物として知られてきました。天と人を結びつける象徴として神事に用いられてきました。土に根を張り群生する様子から長生き、子孫繁栄の象徴として用いられています。

梅【生命力、気高さ、美しさ】

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梅は奈良時代から愛されてきた花です。生命力や気高さ、美しさの象徴として愛されてきました。梅は寒い冬を越して美しい花を咲かせることから、忍耐力、気高さ、生命力を象徴するめでたい存在として江戸時代からは新春を彩る花として定着しています。平安時代には桜の花の人気が強く、梅人気には陰りがでたようですがしっかり現代まで伝わっています。

 

よくランク付けでは松竹梅が用いられます。松、竹、梅の順に高級なものを指します。一説によると、並、上、特上という露骨な書き方を避けるためとも言われています。私は松竹梅の中ではデザインとして梅が一番好きです。なので、なんとなく梅を頼んでしまうのです。

 

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