大学院生の16.5%が借金300万円以上?! でも、知ってると得する大学院の奨学金返還額を０にする方法 その１
こんばんは！
先日気になるニュースを見つけました。それは奨学金です。先日のyahooニュースの記事で、昨年度大学院を修了した人のうち16.5%が、借金300万円以上抱えているとのニュースが出ていました。学生４年間と修士２年間で300万円でしょうか。しっかり働けば返せない額ではありませんが重たいですよね。私も過去に奨学金を借りていましたが、ある方法で大学院在籍中に借りた約200万円を全額免除してもらうことができました。今日は大学院の奨学金が免除される仕組みとそのために必要なことを書いていきます。経済的な理由で進学を悩んでいる学生さんや保護者の方に読んでいただきたい内容です。長くなるので2回に分けて書きます。
奨学金とは？日本では日本学生支援機構（JASSO）が主流
奨学金とは学生が経済的な理由で学ぶ機会が失われず安定して学業に取り組めるようにお金が支給される制度です。奨学金には返済義務のない給付型と返済義務のある貸与型があります。貸与型は先に書いた通り、返す前提で借りる奨学金です。学業を修め就職した年の10月から返済が始まります。日本ではこの貸与型の日本学生支援機構（JASSO）から借りる奨学金が最も一般的でしょう。近年、奨学金返済ができないというニュースが増えていますが、ほとんどのケースがJASSOから借りて卒業後返済が困難になるといったケースだと思われます。ここでは奨学金＝JASSOのものとして話を進めていきます。
一方で、給付型奨学金は公益財団法人や自治体などが募集を行っています。日本では海外に比べ給付型奨学金が少ないと言われています。しかし、大学には複数の財団から返済義務のない奨学金の案内が来ているため、事務の人に聞いてみると案外見つかるかもしれません。
大学院生の奨学金は月額どのくらい？
JASSOで借りられる奨学金には第１種（無利子）と第二種（有利子）があります。どちらか選べますし、併用して借りることもできます。第１種では55000円、88000円から選択できます。第二種も額は選択できます。
JASSO奨学金の返還免除になる条件とは？
奨学金返還免除になるには主に２つの条件があります。
①大学院在学中に第ー種奨学金の貸与を受ける事
②学内で優秀な成績を修める事
在籍する学部の奨学金貸与者のうち上位２～３割程度の人が返済を全額免除または半額免除になるようです（明確な割合はわかりません）。理系の大学院では授業の成績はほとんど関係なく、研究実績で評価されるケースが多いと思います。具体的には論文の投稿本数、学会発表、賞の有無、学内でのプレゼンテーションの審査などが対象になると思います。これらの実績で順位が決められ上位者から順に全額免除、半額免除が適用されます。
採点基準は各大学、学部ごとに異なるはずなのでどのレベルを満たせばいいのか、教員や先輩に確認してみると良いでしょう。また、その年によって学生のレベルは異なるはずです。ライバルがどのくらいか、どの程度の研究実績があるのかチェックしておきましょう。
以上、奨学金の返還免除の条件までを書きました。私は奨学金を全額免除してもらえましたが、今思うと運が良かったとしか言えません。次回は返還免除が難しい理由と奨学金返還免除を希望する学生が大学院へ進む上でチェックしておくべきことを書いていきたいと思います。
本日もご覧いただきありがとうございました。
