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大学院生の16.5%が借金300万円以上?! でも、知ってると得する大学院の奨学金返還額を0にする方法 その2

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こんばんは!本日の内容は前回からの続きになります。前回の記事ではJASSOの大学院向けの奨学金の返還免除について書きました。私は200万円の免除を受けられたものの、道のりはなかなか大変なものでした。今回は返還免除が難しい背景と、その理由について書いていきます。

その前に、前回の記事はこちらになります。

kappadear.hatenadiary.com

奨学金返還免除は誰にでもできるわけではありません。そのためあらかじめ心得ておくとよい4つのことについて書いていきます。

メンタル

実験はやっても結果が出るわけではありません。1、2年続けてもポジティブなデータを得られる保証はありません。新規性のあるデータがないと論文を書くのは難しいので、失敗してもめげないでデータを取り続ける心構えが必要です。

研究テーマ

まず、研究は実験したからポジティブな結果が出るものではありません。新しい方法を試してもうまくいくことの方が珍しいです。論文を書くには新規性のあるデータをとることが大前提になります。テーマによっては結果が出にくいとか、博士の先輩にデータが吸収されてしまうこともあります。どんなテーマで研究するかによっても結果の出方は違います。

今でこそわかるのですが、研究は自分で考えて切り開くべきものです。学生の研究では結果が出るとか、研究が何に役立つとか言うのは建前で論理的な思考、計画性を学ぶことに価値があると思います。そこを理解しておらずいい結果に固執してしまう人が多いのも事実です。個人的にはマイナスなデータを得た時こそ次にどう繋げるかが大事ですし、研究の基礎を固める修士の学生には大切なステップになり得ると思います。

先生の人柄と関係性

大学の先生は必ずしも学生のために時間と労力を割いてくれる人ばかりではありません。自分の興味あることしかしない人、自分のためにならないことはやらない人もたくさんいます。もし、大学院へ進学を希望するのであれば先生が積極的に学生の実績として論文を書いてくれる人なのか、プレゼンを指導してくれるのか確かめておくべきです。日頃のコミュニケーションをよく取り、相談できる良好な関係を築ける先生に巡り会えるといいですね。

論文を書くと言うとかっこよく聞こえるかもしれませんが普通の学生には書けません。科学雑誌に投稿するレベルの論文は厳しい審査があります。この審査を突破するには、先生たちの力が必要なのです。。学生が書いた文章を持っていっても大抵は真っ赤に修正されるのがオチでしょう。

計画性

奨学金免除を狙って大学院生活を過ごすのであれば、まず自分の希望するラボがどんなところか見ておくべきです。奨学金の免除になった先輩がいるか、先生は論文作成に積極的か、学生の利益を考えてくれるタイプかなどを調べてきるといいでしょう。

最後に

私の場合、大学四年生と修士の計3年間で論文2報、学会発表8回程度、修論発表の学内審査(プレゼン3回、質疑応答あり)を行い約200万円の全額免除が認められました。私は学生時代ぼーっと生きていましたが、たまたま論文を変えるデータが得られ、先生に面倒を見てもらうことができたため奨学金免除が可能だったと言えます。今回の記事では、経済的な理由で大学院進学を悩む人のお役に立てればと思い書きました。本日もご覧いただきありがとうございました。