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食品中のポリフェノールとその効果とは?

f:id:kappadear:20210721210739j:plain ここ10年くらい機能性食品という言葉が流行り、「ポリフェノール」という言葉をよく見聞きするようになりましたね。当たり前のように体にいいと言われている成分ですが、実際どんな働きをしているかよくわからないですよね。本日はポリフェノールについてその効果も含め書いていきます。

ポリフェノールとは?

植物に含まれる抗酸化物質のことです。私たちが口にする食品にもたくさん含まれています。これまでに約8000種類のポリフェノールが見つかっています。コーヒーポリフェノール、チョコレートポリフェノールなどよく聞きますね。緑茶のカテキン、玉ねぎに含まれるケルセチン、大豆のイソフラボン、赤ワインに含まれるアントシアニンなどがあります。

ポリフェノールはなぜ体にいいの?

ポリフェノールには抗酸化作用があるからです。ポリフェノールは道端に生えてる草から、野菜までほとんど全ての植物に含まれています。もともとは植物が紫外線、乾燥などのストレスから自身を守るために作っています。

この抗酸化効果は人の体でも同様の効果が期待されています。人の体内には老化や免疫を低下の原因となる活性酸素が生じます。病気の引き金になる物質でもあり健康と美容にとってはよろしくない存在なのです。ポリフェノール活性酸素に出会うと先に壊れてくれるため、体内に入っていれば体の組織の酸化を抑えることができると期待されているのです。

ただ、良薬口に苦しという言葉があるように、体にいいと言われるポリフェノールは強い苦味を呈するものが多いです。先に述べたように、ポリフェノールの種類は8000種以上あります。ですので、抗酸化作用以外にもいろんな効果が報告されています。次でいくつか見てみましょう!

ポリフェノールをたくさん含む食品とその効果

ここではポリフェノールを豊富に含んでいる食品をいくつかご紹介します。

赤ワイン レスベラトロール

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赤ワインに含まれるポリフェノールは心臓病の原因の動脈硬化の予防効果があります。フレンチパラドックスという言葉をご存知でしょうか?フランスでは食事で肉や酒を多く消費しますが、心臓病による死亡率が低いという調査結果があります。ワインに含まれるポリフェノールが予防に役立っていると考えられています。 

緑茶 カテキン

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緑茶に含まれるポリフェノールといえばカテキンです。抗菌、殺菌作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用などが報告されています。

大豆 イソフラボン

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イソフラボンは女性ホルモンエストロゲンと似た構造をしています。エストロゲンの分泌量は歳とともに減少します。イソフラボンは更年期の障害の症状を緩和する効果があると報告されています。

生姜 ショウガオール、ジンゲロール

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血行促進作用、殺菌作用など。生姜というと冬に体を温めるために食べる人も多いですよね。そのポカポカと体を温めてくれる生姜成分もポリフェノールだったのですね。

最後に

ポリフェノールは抗酸化作用を持つ植物成分で、様々な種類と効果があることがわかりました。ポリフェノールの抗酸化作用の評価は試験管内で行われることが多く、人の体内で同様の効果が得られるのか疑う声もあります。それは人の体内にどの程度吸収されるか不明だったり、代謝で構造が変わっている可能性があるからです。しかし、人がポリフェノールを摂取することで心疾患系疾患のリスクの低減、抗炎症作用など見られたのも事実です。ポリフェノールの体内での働きはまだまだ奥が深そうですね。これからも注目していきたいと思います。本日もご覧いただきありがとうございました。良い連休をお過ごしください。