あれこれぼやきたい。

30すぎてハロプロにハマった女の日常

婚活、ファッション、買い物で悩まされる?!選択肢が多いと陥る”選択的パラドックス”ってなんだ?ストレスを感じないためにできること

こんばんは!本日もゴールデンウィーク中に調べて面白かったことについて書きます。今日の話題は「選択的パラドックス」についてです。この話はなかなか興味深いものがあるはずです。

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選択的パラドックスとは

選択的パラドックスという言葉をご存知でしょうか?選択的パラドックスとは「選択肢が増えたのに、選ぶことで満足度が低下する現象」を言います。今現在、私たちの生活ではどこに行ってもいろんなものを選べますね。この選べる環境こそが、逆に私たちのストレスや選択の石を混乱させて結果として満足を下げてしまっている可能性があるのです。さてそれは日常のどんなところに影響しているのか見てみましょう。初めに、この選択的パラドックスが行われた試験について書きたいと思います。

スーパーの試食販売(ジャム)で行われた試験

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初めて選択肢数と選択結果の満足度が検証されたのは2000年に発表された試験です。スーパーの試食コーナーでジャムを用いて行われました。この試験では、試食できるジャムが24種類並ぶ日と6種類並べる日を設けました。消費者は試食を自由にできる状態です。この状態で、試食のために立ち止まる客と実際にジャムを購入した客の数を比較した試験です。

結果、24種類のジャムを並べた日では立ち止まった客は60%(145/242)、6種類の日では30%(31/104)だったそうです。そのうち、実際にジャムを買った客は24種類では3%、6種類では30%だったそうです。

この結果は、人は選択肢の多さをのぞむ傾向にあるが、選択肢数の増加が選択結果の満足度を低下させ、選ぶ行為の放棄につながった可能性を示しています。このように、数が多いと選べなくなってしまうようです。

ここから先は私が思う選択的パラドックスの例を書きたいと思います。

お付き合いがうまくいかない友人のケース

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30歳を過ぎてから、私は友人に人を紹介しなくなりました。だって、みんな選びまくって結局パートナーを決められないからです。婚活アプリ、合コンに行っていろんな人に会って、デートもする、だけどおつきあいには発展しないそんなケースばっかりなのです。この年になると結婚を前提でのお付き合いが始まるので、分からなくはないのです。が、しかし、いろんな人に会うほど、もっといい人がいるんじゃないか?後悔したくない!という気持ちが強くなってしまい選べない現象が起きているのでしょう。

最近YouTubeの動画広告で、Party Partyという婚活アプリが宣伝されています(どうしてもパンティーパンティーに聞こえてしまうんですよね、あ、失礼)。内容は知りませんが、「90分で最大20人と話せる」といった謳い文句がありました。これ、まさに選択のパラドックスに陥ると思いませんか?

結局男女が初めてあってもうまくいくことの方が珍しいし、その上顔がとか、話し方がとかその後の人生を共にしていくのにそこ気にする?!というとこに突っかかるパターンが多く感じます。後悔したくないという気持ちはわかりますが、このいろんな人に会うことで生じるストレスはプラスにはならないでしょう。

同じ服しか着ない人たち

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これまた有名な話ですが、アップルのCEOだったスティージョブズFacebookの創設者のマークザッカーバーグは同じ服しか着ないことで有名です。なぜかと言うと仕事以外のことで決断をする数を減らすためだそうです。選ぶことで生じる迷いや時間のロス、ストレスを減ららし、仕事へ全力を注ぐためだそうです。この話を聞くまで気がつかなかったのですが、毎朝の服選びってすごくストレスですよね。制服やスーツっていいかも!ミニマリストや断捨離という言葉が誕生する時代が来たのも納得な気がします。

捨てられない選択肢

私も毎日の服装はある程度パターンを決めて過ごせますが、どうしても選択肢を捨てられないものがあります。それは食事です。毎日おいしいものを食べたい、違うものを食べたい、新しいジャンルに挑戦したいと欲はつきません。

よく行くお店に入れば注文するものは絞れているのに、どこで何を食べるかを決めるまでに時間を要し、時々ストレスを感じます。

なぜ、こんなに悩むのかと思っていたところ、ある本にそのヒントがありました。とある本の1節に人類の祖先であるホモサピエンスが生き延びれたのは「雑食」になったからと書かれていました。現代人に通ずる可能性のあったヒト属はホモサピエンスの他にも25種ほどいたそうです。ホモサピエンスは雑食になった=いろいろ食べる⇨「今日何を食べよう」と考えるのは宿命なのだと。これは著者の仮説ではあると思いますがそう思うと悩むのも悪くない?なんて思ってしまいますね。

最後に

もしかしたら、私たちは選ぶことで想像以上に日々大きなストレスを感じて生きているのかもしれません。そういう意味で、自分が消費するものは好みや制限を設けて、ある程度絞っておくといいのかもしれませんね。選ぶのって楽しいんですけど、少し考えものですね。

本日もご覧いただきありがとうございました。